Research Project
Grant-in-Aid for Early-Career Scientists
次世代のバイオマス材料として有望な「セルロースナノファイバー(CNF)」のみで構築された「高濃度CNF成形体」は,特定の潤滑油中において機械・化学解繊に起因した特異な膨潤構造を摩擦場で形成し,超潤滑性(摩擦係数:0.01以下)を発現する.本研究では,動的摩擦界面の多様な因子(静-動力学応答・界面厚み・分子情報)を抽出可能な「マルチモーダル動的界面計測法」を開発・適用することで,高濃度CNF成型体の超潤滑機構の理解の深化を図り,さらなる高機能化に挑戦する.本提案の実現により,次世代バイオマス摺動材料を創製し,次世代摺動機械要素のグリーントランスフォーメーション(GX)を目指す.