Research Project
Grant-in-Aid for Early-Career Scientists
近年の自動車の電動化推進により,電気自動車駆動用モータの出力密度向上が喫緊の課題となっており,各国政府が出力密度の目標値を掲げている。しかし,これらの目標値はモータ「単体」によるものであり,モータのケースは含まれない。一方で,実際の駆動システムでは,モータはケースに格納されているため,ケースを含めた重量あたりの出力密度が重要となる。そこで本研究では,『出力密度8.0 kW/kgを,ケース重量を含めた上で達成できる自動車駆動用モータの開発』を目標とする。本課題ではまず提案モータを試作し,実機検証により有用性を明らかにし,熱特性を含めた改良をすることでより高出力密度なモータの実現を目指す。