Research Project
Grant-in-Aid for Early-Career Scientists
カーボンナノチューブ(CNT)は,1 nmのチャネル厚で非常に高い移動度(~10^5 cm2/V)と0.7 eV程度のバンドギャップを有しており,次世代チャネル材料として期待される.しかし,表面に吸着した界面活性剤やポリマーによって素子特性が制限されており,それらを欠陥導入なく除去することが求められる.本研究課題では,電気化学的ガス発生反応を利用したCNTの表面洗浄技術の確立する.この洗浄技術は,CNTに限らず低次元材料に適用可能であり,表面の清浄性がカギである半導体デバイスや電気化学センサの高性能・機能化が期待できる.