Research Project
Grant-in-Aid for Early-Career Scientists
本研究では鋼構造物の重度腐食部の塩類・さびを超高速で極限除去し,部材表面を蘇生化するためのAbrasive Water-jet Treatment(AWT)を確立し,鋼構造物に実装展開することを目的とする.そのために,AWTによる基本特性を表面科学,電気化学,材料科学および力学を横断する学際的視点で分析・解明し,その有用性を定量評価する.これらの知見に基づき,処理条件と基本特性の関連を解明した上で,鋼素地品質と処理効率を最適化するAWT拡散型ノズルを開発する.さらに,実構造物に対する適用性を検討した上で,ブラストなどの従来技術の課題をブレイクスルーする塩・さびの超高速・極限除去技術を開発する.