Research Project
Grant-in-Aid for Early-Career Scientists
気候変動により、近年河川を横断する道路・鉄道橋梁の洗掘被害が増加している。近年の3Dプリンター技術の発展により、より自由な形状のコンクリート橋脚の造形が可能となってきており、橋脚の形状を変化させることで橋脚周りの流れを変化させ、洗掘を防ぐことができるようになるポテンシャルがある。本研究は経験的な試行錯誤により橋脚形状を変化させるのではなく、トポロジー最適化を用いて数理的に最適な橋脚形状を得ることを目指す。さらに得られた橋脚形状を3Dプリンターで再現し模型実験を行い、また得られた橋脚形状を用いた洗掘解析を行うことで、実験・解析の両面から最適化された橋脚形状の洗掘対策効果を実証する。