Research Project
Grant-in-Aid for Early-Career Scientists
現在、国交省で検討中の【鉄筋コンクリート造等によるメガストラクチャー】+【準耐火木造のインフィル】において、木造部を準耐火構造とすることができれば、中層建築物への木材利用の促進に大いに資することになる。しかし、上階延焼を防ぐ目的で設置される防火床や庇は、その寸法・形状によっては外壁面を介した側方への延焼を助長しかねない。本研究では、庇の傾斜角に着目し、防火床と庇が、外壁を介した側方への延焼を促進する可能性を検証するとともに、上方・側方への延焼防止を両立できるような庇の形状を解明することで、インフィル部の木造に新たな制約を課すことなく火災リスクを低減する方法を提案する。