Research Project
Grant-in-Aid for Early-Career Scientists
CO2を酸化剤とするエタン脱水素(CO2-ODH)反応は、エタンからのエチレン製造とCO2からのCO製造を同時に達成できる有望な触媒プロセスであり、工業的価値が高い。本研究では、CO2-ODH触媒の既報論文から構築した独自の文献データセットを元に、データがカバーする領域の外(外挿領域)まで探索可能な機械学習モデルを開発する。機械学習が主導する触媒探索スキームを確立することで、開発にかかる時間とコストを低減し、膨大な組み合わせの中から機械学習発の新規触媒材料を見出す。さらに、開発した新規触媒の反応メカニズムを各種分光法やDFT計算を駆使することで明らかにし、当該分野の学術基盤の確立を目指す。