Research Project
Grant-in-Aid for Early-Career Scientists
持続型社会の実現には有用化合物を再生可能資源から生産する技術の発展が急務である。本研究では、植物資源由来のグルコースとキシロースから高収率でアセチルCoA誘導体(1,3-ブタンジオール、13BD)を生産する代謝改変大腸菌を創出する。アセチルCoAを効率的に目的物質生産に利用するため「代謝のユニット化」を用いる。代謝のユニット化とは生物が元来持つ代謝系を目的に合わせて2つに分断し、合理的な代謝系を構築する技術である。宿主大腸菌内に、グルコースから13BDを超高収率で生産する代謝系と、キシロースを利用して細胞増殖能力を補う代謝系を構築する。これにより、13BDの生産性・収率の飛躍的な向上を目指す。