Research Project
Grant-in-Aid for Early-Career Scientists
高磁場発生マグネット用線材材料として応用が期待されている鉄系超伝導体丸型線材の輸送臨界電流密度 (Transport Jc) を実用レベルまで引き上げるために、ソーセージング (超伝導線材のコアが長手方向に不均一となる現象) の抑制とピン止め中心の導入が有効であると考える。本研究では、伸線のためのスウェージング加工のコンピューター制御、シース材料と超伝導コアの機械特性を考慮したスウェージング加工のシミュレーション、イオン照射により、実用レベルのTransport Jcをもつ鉄系超伝導体の丸型長尺線材を作製し、コイル化して超伝導マグネットを試作し評価する。