Research Project
Grant-in-Aid for Early-Career Scientists
スマート社会の実現に向けて、全固体電池の高出力化が急務である。高出力化に必須となる電極―固体電解質間の低抵抗界面形成のため、単純金属酸化物などが人工的な界面層（ナノ界面緩衝層）として導入される。しかし、ナノ界面緩衝層のLi伝導発現メカニズムは未解明な点が多い。そこで本研究では、薄膜型全固体Li電池を用いてナノ界面緩衝層の結晶構造・電子状態のオペランド計測を実現し、電池動作過程におけるその変化を明らかにする。電気化学特性との比較から、Li伝導発現メカニズムを明らかにする。
