Research Project
Grant-in-Aid for Early-Career Scientists
今後の太陽系探査や人類の活動領域の拡大には、月などの他天体に存在する物質を獲得しその場で資源として利用するISRU(In-Situ Resource Utilization)という考えが必要となるだろう。特にロケットの推進剤等に利用可能な水の獲得は今後の月面活動において重要な位置づけにある。しかし、資源開発という観点からは、「どこ」の「どの深さ」に「どれだけ」の現実的に利用可能な資源が眠っているかというデータが必須となる。そこで本研究では、過去・現在・将来の電磁波探査により得られたデータを利用し、月での水資源獲得に向けた効率的な開発領域の制約を目指す。