Research Project
Grant-in-Aid for Early-Career Scientists
申請者はこれまで生体高分子 (タンパク質) の精密な機能の模倣を目指し、合成高分子の構造を制御重合法により設計することで標的分子と結合する機能を発現してきた。標的分子とのより強い結合を達成するには高分子のランダムなコンフォメーションを規定し、溶液中における運動性 (エントロピー変化) を制御することが課題である。そこで本研究では『高分子構造』『分子運動性』および『機能 (分子間の結合)』の相関を明らかにし、生体高分子レベルの精密な機能発現に向けた高分子ナノ材料の設計指針を得ることを目的とする。