Research Project
Grant-in-Aid for Early-Career Scientists
効率的に高病原性鳥インフルエンザウイルス(HPAIV)を濃縮する貝類を同定し、簡便な調査手法を確立することである。HPAIVは、自然宿主である野生水禽類に感染し、特にマガモやハクチョウなどの渡り鳥を介し世界中に拡散される。養鶏場内へはスズメなどの小型鳥類により持ち込まれ、甚大な経済被害を与える。HPAIVの防疫対策は、有効な予防法がないため、情報収集と注意喚起が最も重要と考えられている。本研究では、環境水中のHPAIV濃縮装置として貝類を用い、正確な野生鳥類におけるHPAIV浸潤状況の把握と検査手法の省力化を目指す。