Research Project
Grant-in-Aid for Early-Career Scientists
後生動物の細胞を構成するタンパク質の10%は亜鉛結合性であり、亜鉛欠乏は種々の疾患を引き起こす。亜鉛結合タンパク質は、他のタンパク質との亜鉛授受反応により機能に必須の亜鉛を得ることが報告されている。マルチドメインタンパク質が関与する亜鉛授受反応において、亜鉛の配位結合組換えとナノスケールのタンパクドメイン運動との機能的連携の実態は未解明である。そこで本研究では小角散乱測定・分子動力学計算に加え、自らで時空間分解能を改良した高速原子間力顕微鏡システムを利用し、その解明に取り組む。