Research Project
Grant-in-Aid for Early-Career Scientists
本研究では、トランスベクションと呼ばれる染色体間を飛び越えて発揮されるエンハンサー活性を題材に、エンハンサーと遺伝子との『超』長距離間相互作用を可能にする分子機構の解明に挑む。ショウジョウバエ初期胚を用いた超解像ライブイメージング技術によりゲノム動態、エンハンサー活性、転写因子の三者の時空間ダイナミクスを同時に計測可能な実験手法を構築する。本課題の遂行により、これまでの古典的なドグマを刷新する新たなエンハンサーの作用モデルを再構築し、柔軟な遺伝子発現制御を可能とするゲノムの動作原理を明らかとすることを目指す。