Research Project
Grant-in-Aid for Early-Career Scientists
バイオ医薬品に含まれる不純物の一つであるタンパク質凝集体は、免疫原性を有し、薬効の低下や重篤な副作用を引き起こす可能性があることから、厳格な管理が求められている。しかしながら、サブミクロン粒子と呼ばれる粒子径がおよそ100 nmから2 μmの範囲の凝集体については、頑健な分析法がないため、十分な管理が実現していない。そこで本研究では、ビデオ顕微鏡法を用いた粒子トラッキング解析による新規サブミクロン凝集体分析法を確立する。また、本研究では、サブミクロン凝集体の定量だけでなく、画像に基づく特性解析についても検討する。