Research Project
Grant-in-Aid for Early-Career Scientists
近年、NOと硫黄が反応し生じる最小のニトロソチオールであるHSNOが、細胞内で産生されることが明らかになってきており、NOによる生理応答にHSNOが関与していることが示唆されている。申請者は、予備的な実験により、HSNOが細胞内で酵素的に産生されること、さらにはタンパク質システイン残基の修飾を行うことを見出している。本研究では、細胞内におけるHSNO産生メカニズムを明らかにすると共に、HSNOにより展開される新たなレドックスシグナルについて、炎症に着目し明らかにする。