Research Project
Grant-in-Aid for Early-Career Scientists
抗がん剤による治療は、手術、放射線治療、免疫療法と並び、がん治療の中核をなす。抗がん剤は、がん細胞のみならず正常細胞に対しても障害性を有することから、程度の差はあれ、有害事象の発現は避けられない。有害事象の出現は、治療の継続性や生活の質(QOL)に大きく影響することから、適切な管理が求められる。本研究は、生体内に存在するプリン体の代謝物である尿酸に着目し、抗がん剤(CHOP療法)による有害事象(骨髄抑制)との関連を実験的に検証し、そのメカニズムを明らかにすることを目的とする。