Research Project
Grant-in-Aid for Early-Career Scientists
本研究では、生命の恒常性維持に不可欠なリソソームによる脂質代謝の制御機構に焦点を当てる。リソソームと脂肪滴の接触部位における架橋複合体の形成や活性化に関わる分子を網羅的に解析し、ミクロリポファジーの制御因子を同定する。さらに、脂質量に依存した候補因子の活性化メカニズムを解明することで、ミクロリポファジーの制御機構を明らかにする。また、候補因子の欠損もしくはトランスジェニックマウスを用いて、生理的および病態生理的な意義を探求し、脂質代謝関連疾患の治療標的としての可能性を探る。