Research Project
Grant-in-Aid for Early-Career Scientists
炎症性腸疾患(IBD)の病態形成にはT細胞が深く関与しており、同細胞のエネルギー代謝機構を標的とした治療法の開発が進められている。また、近年、哺乳類生体内において発見されたシステインパースルフィドなどの活性イオウ分子が、エネルギー代謝を制御する重要なファクターであることが示された。本研究では、活性イオウ分子産生酵素の遺伝子改変マウスやヒトIBD患者のゲノムデータベースを用いることで、T細胞依存的なIBD発症・病態形成における活性イオウ代謝の機能的役割の全貌解明を目指す。