Research Project
Grant-in-Aid for Early-Career Scientists
本研究では、悪性胸水からの転移性肺癌オルガノイドの樹立を行う。樹立した転移性肺癌オルガノイドに対して抗癌剤感受性試験を行い、臨床データとの照らし合わせにより、抗癌剤感受性予測能の評価を行う。さらに樹立した転移性肺癌オルガノイドを免疫不全マウスへの肺内移植により、転移性肺癌同所移植マウスモデルを作成する。皮下移植マウスモデルも作成し、これらの腫瘍の詳細な比較を行う。これにより見出された遺伝子を、CRISPR-Cas9 などでノックアウトし、転移性肺癌オルガノイドの浸潤・悪性胸水発生への影響を評価する。こうして、浸潤・悪性胸水発生の分子メカニズムを解明し、新規治療薬の開発に繋げる。