Research Project
Grant-in-Aid for Early-Career Scientists
MDS患者内に存在するWilms’ Tumor 1抗原特異的細胞障害性T細胞(WT1特異的CTL)を高効率に増幅する手法の確立は、MDSにおける抗腫瘍免疫の解明と臨床応用に重要である。申請者らは、従来の細胞培養で用いられるIL-2よりも強力な細胞増殖作用を有する新規医薬のCD25結合中分子ペプチド(CD25-BP)の使用や、また本来疲弊状態にあるWT1特異的CTLに対するアプローチの検討によりWT1特異的CTLの高効率な増幅法の確立を目指す。そして、基礎的な視点からMDS患者の骨髄内に存在する腫瘍特異的CTLによる抗白血病作用を活性化させる最適な免疫療法の開発へ繋げる。