Research Project
Grant-in-Aid for Early-Career Scientists
ポリグルタミン病はCAGリピートの異常延長により生じる遺伝性神経変性疾患群であり、球脊髄性筋萎縮症、ハンチントン病などが含まれ、成人期以降に運動障害などの進行性の神経脱落症状を呈する。ポリグルタミン病における、ミクログリアをはじめとした細胞非自律性メカニズムは未解明である。本研究ではポリグルタミン病の発達時期におけるミクログリアの役割を明らかとし、またその異常活性化を標的とした超早期治療の可能性を示すこと目的とする。さらに、超早期のミクログリア活性化と開始コドン非依存的翻訳(RAN翻訳)との関連を明らかとし、ポリグルタミン病における非細胞自律性メカニズムの解明を目指す。