Research Project
Grant-in-Aid for Early-Career Scientists
レビー小体病の病因蛋白質であるα-シヌクレインの異常凝集は後頭葉で少ないにも関わらず、視覚野がある後頭葉の血流が選択的に低下し、幻視や錯視といった視覚認知機能異常をきたすことが知られている。一方で近年、網膜で異常α-シヌクレインの凝集がみられることが注目を集めている。しかし、この視覚器官における重要な示唆にも関わらず、網膜における異常α-シヌクレイン凝集が後頭葉視覚野の神経回路及び視覚野が担う視覚認知に及ぼす影響は解明されていない。そこで本研究は、網膜における異常α-シヌクレイン凝集が視覚野神経回路および視覚認知にもたらす影響の解明を目指す。