Research Project
Grant-in-Aid for Early-Career Scientists
近年、癌治療における放射線治療の需要は年々拡大し、放射線治療医の業務負担も増加している。特に、治療方針決定については患者からの聞き取り情報や臨床情報をもとに過去の治療成績やガイドライン、文献の調査などを行う必要があり、時間がかかっている。そこで我々は、現在様々な分野で驚くべき成果を達成しているChatGPTに代表される大規模言語モデルと、放射線治療に関する様々なデータを活用することで、AI搭載型治療方針決定支援システムを開発できるのではないかと考えた。これが実現できればAIが人間の思考をサポートし、治療方針の決定を迅速かつ適切に行えるようになる上、大幅な業務効率化を行うことが可能である。