Research Project
Grant-in-Aid for Early-Career Scientists
高齢化社会において、健康状態を反映するバイオマーカーの必要性が高まっている。申請者らは、胸部レントゲン写真から年齢を推定するAIを開発し「胸部レントゲン年齢」という新しい指標を提案した。このAIはThe Lancet Healthy Longevity誌に掲載され、国際的にも注目されており、特許も申請済みである。本課題では、胸部レントゲン年齢は実年齢よりも臨床的に有用な予後予測の指標となり得るのか、という問いを立て、どのような臨床的背景下でより優れた予後予測の指標となるのかを国内と海外のデータの両方を用いて明らかにする。特に、重症患者や癌患者における予後予測の指標としての優越性を評価することを目指す。