Research Project
Grant-in-Aid for Early-Career Scientists
全身照射(total body irradiation; TBI)は、多くの血液疾患において造血幹細胞移植の前処置として欠かせない治療である。強度変調放射線治療を用いて、正常組織の被曝線量をより低減することで、放射線障害の合併症を減らすことができる。近年、当院では汎用機であるリニアックを用いて、TBIを強度変調回転照射法(Volumetric Modulated Arc Therapy: VMAT)で施行する手法を本邦で初めて使用した。本研究では、VMATを用いたTBIの手法を確立し、TBIにおける強度変調回転照射法を一般的なものとして普及させることを目標としている。