Research Project
Grant-in-Aid for Early-Career Scientists
肝硬変に対する門脈大循環短絡路塞栓術(BRTO)では、術後血中アルブミン濃度の改善効果が報告されている。またBRTOによるサルコペニアの抑制効果も示唆されているが機序は不明である。そこで、「BRTO後にいかにしてアルブミン値が改善しサルコペニアが抑制されるのか」という学術的問いに対し、門脈血と動脈血を用いてiTRAQ(isobaric tag for relative and absolute quantitation)によるプロテオーム解析を行い、その解析で得られた因子によるアルブミン産生能やサルコペニアの改善効果を検証することで低アルブミン血症に対する新規治療法の創出を目指す。