Research Project
Grant-in-Aid for Early-Career Scientists
MRI心筋T1マッピングによる定量値の標準化(ハーモナイゼーション)を目指す。そのための新たな手法として、自施設での心筋のMRI撮像信号を、MRIシミュレータにより生成した理想的な信号に対して標準化させることを提案し、本研究ではそのMRIシミュレーションの構築を目的とする。これにより、多施設での様々なバイアスを含むデータを用いる従来の手法に比べ、様々な要因に対してシステマティックかつ真値に対して標準化を可能とするデータを、自施設で生成することが可能となる。本研究で構築された標準化手法により、施設や装置を超えた客観性の高い心筋性状評価による正確な診断やエビデンスの構築に寄与することが期待される。