Research Project
Grant-in-Aid for Early-Career Scientists
心不全は心臓に対する様々なストレスによりその機能が障害されることで発症するが、こうしたストレスに応答する細胞内のシグナル伝達を担う分子として本研究ではグリセルアルデヒド-3-リン酸デヒドロゲナーゼ (GAPDH)に着目している。細胞への様々なストレスによってGAPDHが細胞質から核内に移行することが細胞内のシグナル伝達経路として働くことがこれまでに報告されているが、疾患モデルあるいはストレスの種類によってこのGAPDHシグナルの細胞内における役割は異なる可能性があると考え、本研究ではその詳細を明らかにすることを目的としている。