Research Project
Grant-in-Aid for Early-Career Scientists
IgA腎症は免疫グロブリンIgAが糸球体に沈着して発症する腎炎であり,扁桃,腸管などの粘膜免疫の関与が示唆されているが,詳細なメカニズムについては明らかになっていない。本研究では,扁桃粘膜免疫におけるpDCを中心としたインタラクトームの解析,治療前後の患者由来末梢血単核細胞を用いた発症機序・治療反 応機構の解明,IgA腎症モデルマウスにおけるpDC除去による腎保護効果の確認,の3点に取り組み,pDCを中心としたIgA腎症の発症・治療反応性を規定する分子基盤を解明することにより,新規治療法の開発へつなげることを目的とする。