Research Project
Grant-in-Aid for Early-Career Scientists
全身性エリテマトーデス(SLE)は多臓器病変を呈する自己免疫疾患であり、遺伝的素因や環境因子の相互作用で発症する。消化管病変を引き起こす全身性自己免疫疾患は、SLEをはじめ、強皮症や血管炎などが知られている。SLEが背景にある場合、ループス腸炎(lupus enteritis:LE)以外に感染性胃腸炎の合併や他の自己免疫性疾患の合併も鑑別に上がり、診断に難渋する事が多い。本研究の目的は、LEに関連した特異的な自己抗体を探索し、病態解明を行う事である。