Research Project
Grant-in-Aid for Early-Career Scientists
肝内胆管癌の予後は非常に不良である。早期診断のためのBiomarkerが存在しない、有効な化学療法が乏しい、などが一因である。癌周囲微小環境と癌の相互作用を正確に評価できる同種同所性移植マウスモデルが存在しないことも、胆管癌研究を停滞させている。そこで本研究では、胆管癌患者の術前術後血清を用いたGlyco-proteomicsによる網羅的解析から、Biomarkerを同定、さらに既報の肝内胆管癌マウスモデルから新規同種同所性移植マウスモデルを確立する。このモデルを用い前述のBiomarkerの機能解析を進め、胆道癌進展における周囲環境との相互作用の詳細を明らかとし、新規治療戦略の構築を目指す。