Research Project
Grant-in-Aid for Early-Career Scientists
がん微小環境内におけるがん関連線維芽細胞とヒストンアセチル化をはじめとしたエピジェネティックな機序との関係は未だに未知な点が多い。EP300はヒストンアセチル化酵素の一つで、その選択的阻害剤が前立腺がんの抑制効果を示したという報告もあり、将来的には治療薬としてその阻害剤の臨床応用が期待される有望なターゲットの一つである。本研究では臨床検体から樹立した食道扁平上皮がんオルガノイドを用いてCAFsがEP300の機能発現に及ぼす影響および転移メカニズムの解析を行う。