Research Project
Grant-in-Aid for Early-Career Scientists
現代においても、様々な周術期合併症が手術を受ける患者の生命予後、QOL、さらには医療経済に深刻な影響を与えており、さらなるエビデンス構築が求められている。現代においては、手術部門・集中治療部門システムに詳細な周術期についての経時的情報が記録されているが、臨床アウトカムや術前情報が紐づけられておらず、周術期医学の向上を目指した研究に利活用することが困難であった。これを踏まえ、本研究では、現存の電子カルテデータベースに手術部門、集中治療部門のデータを紐づけることで、周術期特化型大規模データベースを構築する。以上を通して大規模周術期医学研究の迅速な実施を可能とするシステムを構築することが目標である。