Research Project
Grant-in-Aid for Early-Career Scientists
世界で初めて日本で認可され、全身麻酔薬として使用されているレミマゾラム (Remimazolam) はGABAA受容体のベンゾジアゼピン結合部位に作用し鎮静効果を発揮する。一方で、ベンゾジアゼピン系薬剤が膵β細胞からのインスリン分泌を抑制することが報告されているが、その詳細な分子メカニズムは明らかではない。レミマゾラムがインスリン分泌を抑制する作用機序を細胞生物学・電気生理学を統合した手法で解明していく研究計画である。臨床使用において生体のグルコース代謝に与える影響の新たな知見の獲得を目指す。