Research Project
Grant-in-Aid for Early-Career Scientists
脳神経外科では多くの手術加療が行われるが,術後経過については,同一疾患においても,患者背景により異なることが多い.正確な術後経過の予測は,術者のみでなく患者にとってもメリットがあり,治療における意思決定や,手術リスクの理解に役立つと考えられる.本研究では,人工知能技術を用い,慢性硬膜下血腫,腰椎変性疾患という日常臨床で遭遇する機会の多い2つの疾患で,術後経過を予測するモデルを作成することを目的とする.なお,これらの疾患で予測性能の高いモデルが作成することができた場合,治療過程がより複雑な脳神経外科疾患においても,予測モデルが作成できる道が開けると考える.