Research Project
Grant-in-Aid for Early-Career Scientists
ヒトT細胞白血病ウイルス1型(HTLV-1)の主要な感染経路は経母乳感染であるが、都市部やAYA世代で水平感染による新規HTLV-1キャリアが増加している。本研究では、(ⅰ)HTLV-1キャリア妊婦のうち水平感染と母子感染という感染経路の違いによる疫学的な差異、(ⅱ)HTLV-1キャリア妊婦から得られた腟擦過検体を用いた感染経路によるHTLV-1感染状態の差異を評価し、得られた知見によりHTLV-1水平感染のメカニズム解明や、妊娠・分娩がHTLV-1に与える影響を明らかにすることを目的としており、更なるHTLV-1キャリアの減少に寄与することが期待される。