Research Project
Grant-in-Aid for Early-Career Scientists
子宮体部漿液性癌(Serous carcinoma: SC)は子宮体癌全体の10%程度であるが、進行スピードが速く治療抵抗性を示し予後不良であり、SCに対する新規治療薬の開発が急務である。ヒストンメチル化酵素は有望ながんの治療標的であることが報告されているが、ヒストン修飾の中でも多段階修飾機構による最も複雑な調節を行っており、抗腫瘍メカニズムは未解明の部分が多い。本研究では、ヒストン修飾の網羅的解析によりその抗腫瘍メカニズムを同定し、有効な治療薬がないSCに対するヒストン修飾を標的とした新規治療薬の開発を目指す。