Research Project
Grant-in-Aid for Early-Career Scientists
サイトメガロウイルス前部ぶどう膜炎は本邦の感染性ぶどう膜炎の最多の原因であるにも関わらず、根治的治療はなく、病態もほとんど明らかでない。本疾患は日本を含む東アジアで高頻度であり、発症にウイルス・ホスト因子の関与が示唆される。本研究では、CMV遺伝子について眼内液と末梢血中で多型解析およびその免疫学的意義を検討し、また日本人で高頻度のHLA-A*2402拘束性CMV特異的CD8T細胞の頻度・機能解析とシングルセルRNAシーケンスTCR解析を行うことでウイルス・ホストの両側面から発症機序を解明することを目的とする。