Research Project
Grant-in-Aid for Early-Career Scientists
本研究では、メンケベルク型血管石灰化・血管骨化を誘導するメカニズムとして、血管平滑筋細胞から骨芽細胞への分化転換に加えて、血管周囲に存在するGli1転写活性を獲得した未分化間葉系細胞が、血中PTH・Pi濃度上昇に反応して、動脈中膜側に集積・侵入し、さらに骨芽細胞へ分化する可能性を明らかにする目的で、Gli1転写活性獲得細胞の系譜解析が可能なGli1-CreErt2:Rosa26-tdTomatoマウスに腎不全に伴う高PTH・Pi濃度を誘導した後、血管周囲のGli1/tdTomato陽性未分化間葉系細胞が血管中膜に移動・侵入し骨芽細胞に分化するか否かin vivo動物モデルにて検索する。