Research Project
Grant-in-Aid for Early-Career Scientists
超高齢社会において、残存歯数を保つことは国民のQOLの向上につながる。歯の加齢変化として、第二象牙質の添加、歯髄結石の形成といった歯の内部で石灰化が亢進し、根管治療が困難になる。PAI-1は、象牙芽細胞様分化を亢進することが明らかにされており、さらに老化細胞では、老化マーカーであるp53によって発現が上昇し、細胞老化を促進する因子であることが報告されている。そこで本研究では、歯髄細胞の老化と石灰化におけるPAI-1の役割を解析し、歯髄細胞における細胞老化とそれに伴う石灰化の亢進のメカニズムを明らかにしていく。