Research Project
Grant-in-Aid for Early-Career Scientists
光触媒の原料として代表的な酸化チタンは紫外線による活性が必要であるのに対し、酸化タングステンは可視光による活性が可能で、酸化チタンの10倍以上の強力な酸化分解活性が期待されている光触媒である。そこで、抗菌作用の強いヒドロキシラジカルやスーパーオキシドアニオンを直接発生させ、なおかつ、より接着性の高いコンポジットレジンやレンジンセメントの開発を目指す。さらに、新規抗菌性材料作製にあたり、根幹となるラジカル発生に注目することで、メカニズムの解明や効果的な抗菌効果付与につなげる。