Research Project
Grant-in-Aid for Early-Career Scientists
歯科インプラントの新規材料として生体親和性が高いジルコニアが普及しつつあるが、従来のチタン合金製の歯科インプラントと比較して表面の形状加工が困難であることがジルコニアの短所である。顎の骨にジルコニアインプラントを埋入した際に細菌の付着を阻害し周囲軟組織(歯茎)の再生を促進させるような最適な表面形状を有するジルコニアインプラントは未だに開発されていない。本研究ではレーザーを用いた特殊な加工技術を応用してジルコニアにナノメートルの構造を付与して、歯肉上皮細胞、歯肉線維芽細胞(ともに歯茎の細胞)、歯周病原細菌の3要素からの実験により、ジルコニアインプラントの新規表面形状の開発を目指す。