Research Project
Grant-in-Aid for Early-Career Scientists
厚生労働省によると、子供における食品の窒息事故は決して希少とは言えない一方で、半数近くの保護者はそのリスクを認識しておらず、注意を払っていなかったと報告されている。しかし、窒息のリスク評価において必要とされる小児の摂食機能の基礎的データは不足している。申請者は、窒息に関連する要因の一つとして摂食時の呼吸運動の変化に着目し、捕食行動に伴う呼吸運動の変化について検索を進めてきた。本研究ではそれを発展させ、食品種類および食具使用の有無といった摂取方法が捕食時呼吸運動に及ぼす影響や、摂食機能の発達に伴う捕食時呼吸運動の変化について、独自に確立した捕食動作と呼吸運動の同時計測により検証を行う。