| Project/Area Number |
24K20311
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| Research Category |
Grant-in-Aid for Early-Career Scientists
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| Allocation Type | Multi-year Fund |
| Review Section |
Basic Section 58060:Clinical nursing-related
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| Research Institution | Yokohama City University |
Principal Investigator |
青盛 真紀 横浜市立大学, 医学部, 講師 (60805571)
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| Project Period (FY) |
2024-04-01 – 2027-03-31
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| Project Status |
Granted (Fiscal Year 2024)
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| Budget Amount *help |
¥3,380,000 (Direct Cost: ¥2,600,000、Indirect Cost: ¥780,000)
Fiscal Year 2026: ¥910,000 (Direct Cost: ¥700,000、Indirect Cost: ¥210,000)
Fiscal Year 2025: ¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,000,000、Indirect Cost: ¥300,000)
Fiscal Year 2024: ¥1,170,000 (Direct Cost: ¥900,000、Indirect Cost: ¥270,000)
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| Keywords | HIV / advance care planning / 看護 / ICT / ACP |
| Outline of Research at the Start |
HIV感染者は、非感染者と比較して慢性代謝性疾患や認知症のリスクが高く、若年から身体・認知障害を伴うことから、HIV感染症のAdvance care planning(ACP) が必要である。我が国におけるHIV感染者の中には、家族と疎遠な方や、HIVのstigmaからキーパーソンへの感染告知を拒否していること等から、家族との話し合いを中心とした既存のACPでは対応できない状況がある。よって、本研究の3年間で、HIV感染者とそのACP看護経験のある看護師を対象とした調査を通して、HIV感染者におけるACPの看護支援モデルを構築することを目指す。
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| Outline of Annual Research Achievements |
本研究は、HIV感染者の高齢化や家族関係の希薄さ、感染に伴うスティグマといった日本特有の背景を踏まえ、既存のACP(Advance Care Planning)支援の枠組みでは対応が難しい課題に着目し、HIV感染者に特化したICTを活用したACP看護支援モデルの構築を目的としている。研究は、量的調査と質的調査を組み合わせた三段階構成で進め、最終的に支援モデルの構築を目指す。 令和6年度は、当初計画していたweb調査(第1研究)について、調査方法や対象者リクルート体制を慎重に検討した結果、調査実施を令和8年度に変更することとした。一方で、令和7年度に予定していたインタビュー調査(第2研究)については、研究倫理審査の承認を令和6年度内に取得できたため、HIV感染者およびHIV看護経験のある認定看護師を対象としたインタビュー調査を一部先行して実施した。 本調査では、全国にまたがる対象者の多様な経験を把握することを目的としており、スノーボールサンプリングを用いたリクルートを実施した。今後も必要に応じてオンラインインタビューを活用し、地域差を超えたデータ収集を進めていく予定である。 令和6年度は、調査の準備および一部実施にとどまるものの、リクルート手法やインタビュー手順の整備を通じて、今後の研究推進に向けた実践的知見を蓄積できた。また、看護師との意見交換により、現場におけるACP支援の実態や課題の把握にもつながった。これらは、本研究の目的である看護支援モデルの構築に向けた基盤整備として重要な意味を持ち、今後の支援プログラム開発のに役立てられると考える。
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| Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
本研究は、HIV感染者に特化したICTを活用したACP看護支援モデルの構築を目的とし、量的調査と質的調査を組み合わせた3段階の研究計画に基づいて実施している。令和6年度は、当初予定していたweb調査(第1研究)の実施を見送る判断を行ったが、その背景には、調査項目やリクルート方法の精査を通じて、より有効かつ倫理的配慮の行き届いた調査設計を行う必要性が明確になったことがある。そのため、第1研究は令和8年度に実施する方針に変更したものの、計画全体に遅れは生じておらず、調査の精度向上に寄与する判断であったと考えている。 一方で、令和7年度に実施予定であった第2研究(インタビュー調査)については、研究倫理審査の承認を得られたことにより、令和6年度中に調査準備と一部の実施に着手できた。対象者のリクルートはスノーボールサンプリング法により順調に進んでおり、全国にまたがるHIV感染者や看護師の声を収集する体制が整いつつある。 以上より、調査手順の整理、リクルート体制の構築、倫理審査の承認取得といった各段階で着実な進展がみられており、研究全体としてはおおむね順調に進捗していると判断できる。今後も計画的に進め、支援モデルの構築に向けて必要な知見を着実に蓄積していく。
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| Strategy for Future Research Activity |
今後は、令和6年度に一部実施したインタビュー調査の継続と分析を進め、第2研究としての質的データの収集と考察を深めていく予定である。HIV感染者およびHIV看護経験のある認定看護師に対して、ACPに関する経験や支援ニーズ、課題についてインタビューを行い、質的記述的分析により支援の構成要素を明らかにする。分析の信頼性を高めるため、研究協力者とのディスカッションも継続する。 令和7年度は、残りの認定看護師および医療ソーシャルワーカー(MSW)へのインタビューを実施し、支援の実践や連携の在り方についてのデータを収集・分析する。また、実際にACP支援を受けた経験をもつ男性HIV感染者へのインタビューも実施し、支援の受け手としての視点から得られる知見をモデル構築に反映させる。全国各地の対象者から広く意見を収集するため、対面およびオンラインの双方を活用した柔軟な調査体制を整備する。
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