Research Project
Grant-in-Aid for Early-Career Scientists
本研究は、高齢者における就床時間(TIB)の調整に着目し、睡眠と認知機能の具体的な 改善効果の検討を目的としている。本研究が着目する睡眠は、高齢者が自らの生活のなかで意識できる予防実践につながるものである。先行研究において、TIBの調整により睡眠と認知機能の改善の可能性が期待されることが指摘されているが、その具体的な内容については研究が進んでいない状況にある。本研究では、起床潜時(WASF)の時間が短くなれば高齢者の睡眠状態が改善し、認知機能の低下抑制につながるという仮説のもとで研究を実施していく。