Research Project
Grant-in-Aid for Early-Career Scientists
運動はそれ自体が身体活動量を増やす手段であるが、運動の実施により運動時間外の身体活動(NEPA: Non-exercise physical activity)が減少することも報告されている。しかし、運動後にNEPAが減少する機序やその生物学的意義に関する知見は乏しく、NEPAも含めた総身体活動に有益な運動方略は未だ明らかでない。そこで本研究は、運動の強度や形態に着目し、運動後にNEPAが減少する機序とその意義について、神経生物学的観点から検討することとした。本知見を通して、日々の活力を保ち心身の健康を引き出す最適な「運動」の活用戦略を確立する生物学的基盤を得ることを目指す。