| Project/Area Number |
24K20643
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| Research Category |
Grant-in-Aid for Early-Career Scientists
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| Allocation Type | Multi-year Fund |
| Review Section |
Basic Section 59030:Physical education, and physical and health education-related
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| Research Institution | Nippon Sport Science University |
Principal Investigator |
寺岡 英晋 日本体育大学, スポーツ文化学部, 助教 (60874493)
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| Project Period (FY) |
2024-04-01 – 2028-03-31
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| Project Status |
Granted (Fiscal Year 2024)
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| Budget Amount *help |
¥4,160,000 (Direct Cost: ¥3,200,000、Indirect Cost: ¥960,000)
Fiscal Year 2027: ¥780,000 (Direct Cost: ¥600,000、Indirect Cost: ¥180,000)
Fiscal Year 2026: ¥650,000 (Direct Cost: ¥500,000、Indirect Cost: ¥150,000)
Fiscal Year 2025: ¥1,690,000 (Direct Cost: ¥1,300,000、Indirect Cost: ¥390,000)
Fiscal Year 2024: ¥1,040,000 (Direct Cost: ¥800,000、Indirect Cost: ¥240,000)
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| Keywords | 体育 / 教師行動 / 欲求支援・阻害行動 / 自己決定理論 / 基本的心理欲求 |
| Outline of Research at the Start |
現在の学校教育において、いかに教師が子供達の自律性や自尊感情、他者との関係性を高める環境を提供できるかが重要な課題であり、そのための教師の取り組みとして、子供達の基本的心理欲求(Basic Psychological Needs : BPN)を充足させ、同時にBPNの不満足度を抑制する教師行動の重要性が提唱されている。これらの教師行動は「欲求支援・阻害行動」と呼ばれている。しかし、教師の欲求支援・阻害行動と子供達のBPNの関係については、横断的な調査にのみ留まっており、変数間の因果関係の検討が十分ではない。本研究では、その因果関係を縦断的に実証することを目的としている。
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| Outline of Annual Research Achievements |
現在の学校教育において、教師が子供たちの自律性や自尊感情、他者との関係性を高める環境をいかに提供できるかが重要な課題となっている。そのための教師の取り組みとして、子供たちの基本的心理欲求(Basic Psychological Needs: BPN)を充足させると同時に、不満足度を抑制する教師行動の重要性が指摘されており、これらは「欲求支援・阻害行動」と呼ばれている。しかし、教師の欲求支援・阻害行動と子供たちのBPNとの関係については、これまで横断的な調査に留まっており、変数間の因果関係を検討した研究は十分ではない。そこで本研究では、教師行動と子供たちのBPNとの因果関係を縦断的に実証することを目的としている。定量的調査に先立ち、2024年度は使用する尺度の検討を主な課題とした。教師の欲求支援・阻害行動を測定する尺度としては、「Situation-in-School Physical Education(SIS-PE)」が存在し、その日本語版を学術雑誌に発表した。しかし、現行の日本語版SIS-PEは教師自身による自己評定用であり、生徒から見た教師行動の評価が必要となる本研究では、文言の調整が必要であった。生徒版SIS-PEは既に英語、スペイン語、オランダ語版で信頼性・妥当性が確認されており、本研究でもオリジナル著者の承諾を得て、日本語版作成に着手している。教師版と生徒版はいずれも共通する理論枠組みに基づいて場面設定が構成されているため、翻訳作業自体は大きな困難は予想していない。ただし、本調査に先立ち、100名程度の生徒を対象に予備調査を実施し、翻訳の妥当性や項目の適切性を検証する予定である。
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| Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
研究では、当初の研究計画において、最初の2年間を尺度開発に充てることを想定していた。現在、その計画に沿って、教師の欲求支援・阻害行動を生徒視点で測定する日本語版尺度の作成作業が進められており、概ね順調に進展している。具体的には、教師自己評定用の日本語版SIS-PE尺度については、すでに学術誌に発表を終え、一定の成果を得ている。その上で、本研究の主たる対象である中学生による評価に適した形へと文言調整を行い、生徒版SIS-PEの日本語版作成を進めているところである。オリジナル版の著者から翻訳・使用の許可も正式に取得しており、理論枠組みに基づいた整合性の取れた翻訳作業が行われている。さらに、予備調査に向けた対象校の選定についても、協力を得られる見込みが立ちつつあり、調査実施に向けた具体的な準備も着実に進んでいる。このように、研究計画に沿った進捗が確認できることから、現時点で本研究はおおむね順調に進展していると考えられる。
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| Strategy for Future Research Activity |
2025年度においては、本調査の実施に向けた準備を着実に進めることを最優先課題としている。まず、予備調査の結果を踏まえ、生徒版SIS-PE日本語版尺度の最終的な調整を行い、信頼性および妥当性を確認した上で、本調査に使用する尺度を完成させる予定である。尺度の完成後は、本調査の対象となる学校との連携をさらに深め、リクルート活動を完了させることを目指す。現在、対象校の候補については一定の見通しが立っているが、正式な承諾を得るためには、引き続き丁寧な交渉と調整が必要となる。また、調査実施に際しては、倫理的配慮にも十分留意し、インフォームド・コンセントの取得や個人情報保護に関する手続きを適切に行う予定である。これらの推進方策に基づき、研究計画の円滑な遂行を図る。
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