Research Project
Grant-in-Aid for Early-Career Scientists
脳体積解析法 (Voxel-based morphometry: VBM)は、アルツハイマー型認知症の診断など機能性精神疾患における微細な脳の容積変化を検出することができ、医療分野で利用されている。VBM解析に用いるMRI画像データを撮像するには、5分程度の拘束時間が必要となるが、撮像中に不随意運動等により海馬の体積を過小評価し、アルツハイマー型認知症の進行を過大評価してしまう原因になる。本研究の目的は、人工知能を用いた画像変換技術を駆使し、体動アーチファクトの有無に関わらず、VBM解析において海馬の体積を正確に測定する方法論を確立することである。